基本的な仕組み
- FXとは外国為替証拠金取引のことです。と言われても知らない人には分かりにくいですね。用は米ドルやユーロなどの外貨を売り買いして差益を得る取引のことです。この取引を取扱業者を通して行います。
取引できる外貨の種類は取扱業者によって様々です。
米ドル、ユーロ、ポンド、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージランドドル、スイスフラン、南アフリカランド…その他いろいろあります。これらの通貨を売り買いして利益を出します。
例えば米ドルが1ドル100円の時に購入し、1ドル110円になったとき売れば、差額の10円が利益になります。
たった10円・・・いえ、違います。基本的に1万通貨単位、つまり1万ドル単位での取引になります。ですからこの場合、1ドル100円で1万ドル購入し、1ドル110円になったとき、10万円で売ることになり、利益が10万円になります。
ですから米ドルの場合100万円程度のやりとりが基本になります。
しかしだからといって最初に100万円なければ出来ないか?というとそうではありません。
100万円のやりとりをするための資金としては、安ければ1万円もあればできてしまうのです。
-
FX業者は基本的に取引手数料は無料の業者がほとんどです。有料の業者もありますが、わざわざ手数料のかかる業者を選ばない方が良いでしょう。
-
これがあるから1万ドルの米ドルの取引がたった1万円でもできてしまいます。
レバレッジは2倍〜100倍、時には300倍という数字で表されます。何のことかと言うと、細かいことをはしょって簡単に説明すると、もしレバレッジが100倍だったとすると、1万円あれば、100万円分の取引ができるというこです。
ということは100万円分の取引をする場合、レバレッジが2倍なら50万円必要ですし、10倍なら10万円必要です。そして最近では100倍以上のレバレッジをかけられる業者が増えてきましたので、最近では1万円からFXができるようになったのです。
しかし注意点があります。
もし1ドル100円のとき、1万円で米ドル1万ドル買った後、1ドル99円になってしまうと、丁度1万円損したことになります。
この時、FXの場合は強制的に決済され、日本円に戻されてしまいます。
※実際にはぎりぎりになる少し手前で決済されます。詳しくは取引業者の説明をご覧ください。
-
これは手数料のかわりのようなものです。
例えば米ドルを買うとき、1ドル100円だったとします。このとき売る金額は安くなり、99.98円だったりします。この金額の差、この場合で言うと2銭ですが、これをスプレッドと言います。この金額は業者によって様々ですが2銭くらいが多いと思います。この差額が業者の手数料の変わりの収入となります。もちろんスプレットは安いに越したことはありません。
-
各通貨には金利が決められていて、この金利差によって生じるポイントのこと。
例えば低金利の日本円(0.1%)を売って、高金利のNZドル(3.5%)を買う“買いポジション”の場合、0.1%の金利を支払って3.5%の金利を受け取るため、その金利差は3.4%となります。これを持ち続けている間はスワップポイントが貯まるため、相場が円安に向かえば為替差益を得られつつ、スワップポイントも得られます。 逆にNZドル(3.5%)を売って、円(0.1%)を買う場合、3.5%の金利を支払って0.1%の金利を受け取るため、差し引き3.4%の金利を支払うことになります。
日本の金利は異常に安いので、円を売って他国の通貨を買った場合は、まず金利を払う事はなく、貰うことになると思いますので、他国の通貨を持っているだけで金利を貰えます。ちなみに金利は普通預金なんかよりずっと良いです。