ここではYahooオークションで自分が売る側、つまり出品するときのコツをお教えします。なお、私の個人的経験ですので、皆さんはこれを参考に自分なりのコツを見つけてください。
まずは入札に参加して評価を上げる
オークションで出品した場合、入札参加者はあなたの評価を確認します。評価がある程度高ければ安心して入札してきますが、評価が1とか2とかの人の出品にはちょっと怖くて手が出せません。
最初はある程度入札側に参加し、自分が買うほうの立場で評価を上げて行くほうが良いでしょう。これによってオークションでの取引方法や出品者としての対応方法、オークション内での無言のルールなどもだんだん身についていきます。評価が低い人はまだオークションの経験が浅く、取引方法や無言のルールなどを理解していない人が多いんです。そんな人から購入するとトラブルの元になるかもしれないと思うのです。
ですから最初はいきなり出品する前に、入札に何度か参加して評価を上げてから出品したほうが良いでしょう。もしあなたが一度も入札など、取引の経験が無い場合、A以降の説明を読んでもよく分からないと思いますのでまずは入札で経験を積みましょう。
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あなたが出品したものが落札された場合、取引相手に出来るだけ親切に分かりやすく対応するよう心がけましょう。目的はあなたが出来るだけマイナス評価をつけられないようにするためです。相手の気分を害するような対応をした場合、「悪い」の評価をされてしまうことがあり、結果的にあなたの信用度が落ちてしまいます。一度つけられた評価は消すことが出来ません。
私の場合、例えば相手が「配送方法を変更して欲しい」と言えば、出来る限りであれば対応しますし、相手から商品について「目立つキズがついている。こんなのは聞いていない」と言われれば、もしそれについて私が説明していなかったのであれば、たとえ本音では「その程度のキズは中古なんだから当然だし気にする程のキズじゃないだろう」なんて思いながらも、メールでは「すみません、説明不足でした。私のミスですのでお手数ですが商品を送料着払いでこちらに返品していただけますか?代金は商品代金、振込手数料などかかった料金すべてをご返金させて頂きます」と言ってなるべく相手の気のすむように対応します。こうすると相手は「非常に良い」の評価をしてくれます。相手のコメントも「取引は成立しませんでしたが誠実な対応をしていただきました。」などと好感触です。
明らかに非常識な要望は聞き入れませんが、多少のわがままや行き違いは、このように対応しています。返品された商品はまた出品出来ますし。私の経験上、「確かに相手の言うこともわかるな」という事ばかりで、本当に非常識な事を言ってくる方はいませんでした。
もしどうしても返品を受けられないとか、壊れている可能性があるとか、問題だと言われそうな場合は、その旨をしっかり説明に記載しておけば良いのです。「ノークレーム、ノーリターン」と記載したのに返品を要求してきたり、壊れている可能性がある旨を記載しているのに「壊れているから返品しろ」などといわれた場合は当然突っぱねても良いと思います。
私自体は数百という取引の中で、一度も悪い評価をされたことはありませんでした。
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入札のコツにも書きましたが、日曜の夜22:00〜24:00は見ている人が多くなるため全般的に高く売れる時間帯です。とはいっても商品によりますが、出品時に終了時間の設定を、その商品を欲しがる人が一番見ている人が多い時間に設定すると良いでしょう。商品によってはその時間は異なります。その商品を買う人がどんな生活サイクルなのか考えればわかりますが、例えば家庭の主婦などは一番時間があるのは平日の昼間ではないでしょうか?このあたりは商品と買う人を考慮しながら考えてください。
ちなみに私は大抵日曜の23:00〜25:00くらいに設定しています。
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とにかくオークションでよくあるトラブルは「思っていたものと違う」「聞いていたものと違う」「約束が違う」などの意思の疎通が出来ていないことによるものがほとんどです。これは説明が不十分であったり、写真がわかりにくかったりと言うことが原因になります。このような場合、評価に「悪い」を付けられる原因になります。
また、入札参加者は説明が不十分なものや写真がわかりにくいものなどは余程理由が無い限り最初から見向きもしません。分からないことをわざわざ質問なんかしてくれません。するとあなたは「なんで売れないのかなぁ」とずっと悩むことになります。このような事がないように出来る限り詳細な説明と写真を掲載することをお勧めします。
商品の状態、キズは当然ながら、送料や届けるまでの期間など落札者が迷うことがないように出来るだけ詳しく書いてください。
どの程度の説明と写真が必要かは、実際に他の人の出品を見ていけば参考になると思います。また自分が買う側で参加することで買う側の意識がわかるようになります。
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商品にもよりますが、同じ商品のはずなのに写真の撮り方次第で随分と違って見える場合があります。私が知る限り特にジュエリー系やブランド物の中古品は写真の撮り方で、同じ商品でも随分きれいに見えます。当然のことながらきれいに見えるほうが価格も上がるんです。中にはわざわざ背景にきれいな布を用意したり、明るくきれいに見える照明で照らしたりして出来るだけ商品がきれいに見えるように写真を撮っている方もいます。これも他の方が出品している写真を見てみると参考になります。
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タイトルは、入札参加者が最初に目を止める部分です。入札参加者は一覧画面を見て入札に参加する商品を決めます。一覧画面ではタイトルの一覧が表示されています。つまりここである程度内容を理解できなければあなたの商品に入札する人が少なくなるのです。タイトルには一目見て何を出品しているのかわかるように記載してください。他の方の出品の仕方を見て参考にすると簡単です。
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オークションが終了した後は、どのように取引を進めるか、送料はいくらになるか、振込先はどこかなど、出品者が落札者に対して連絡することになります。これもあなたが入札側で参加すればわかることですが、この連絡がなかなかなかったりすると相手は不信感を持ち、評価で「悪い」を付けられてしまう原因となります。オークション終了後は出来るだけ早く落札者にメールで連絡するようにすることをお勧めします。どのくらい迅速にかというと、早い人は終了直後、数分のうちに連絡する人もいますが、もしオークションが夜中に終了したら翌日でも良いと思います。もし旅行などですぐに連絡できない場合は、あらかじめ商品説明の中でその旨を記載しておいてください。とは言ってもそのような状況では慣れるまではなるべく出品しないほうが良いでしょう。
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オークション終了後の連絡は、直後の連絡だけではなく、例えば先方が入金してくれた後のお礼のメールや、商品発送時の連絡なども正確に伝える必要があります。発送した日時や到着予定の日時、使用した配送業者と伝票番号など落札者が迷わないように正確・確実に連絡をすることが望ましいです。