プレゼントは面倒!?
タイトルからして「プレゼントもらうのが面倒ってどういうこと?」なんて思うかもしれません。
しかし男性はそう思う時もあるのです。もちろん女性にもそういう時もあるでしょう。
例えばどちらかと言うと嫌いな人、苦手な人、表面だけの付き合いの人からのプレゼント
後のことを考えるちょっと貰うのに気が引けるときがありませんか?
これは男女関係なくそういうことがあると思います。
そして男性がプレゼントを貰ったとき、一度は気にしたことがある事。
「このプレゼントのお返しをどうするか?」
例えば誕生日プレゼントに高価な物を貰った場合、相手の誕生日にも同額程度かそれ以上のものをプレゼントをしようとバランスを考えてしまいます。つまりプレゼントを貰った瞬間、ほぼ同額の出費が決定したようなものなのです。
なぜそんなことを思うかと言うと、やはり相手に悪い印象を与えたくないからなのです。
自分へのプレゼントは10万円くらいするものなのに、相手には2万円くらいのプレゼントをしてしまうと、相手から「何これ?こんな安物。なんかガッカリした」と思われたくないからです。
もちろんそんなことを考える人ばかりではありません。むしろ普通はあまり気にしないでしょう。
というのは、一般的に男性は、本当にその金額以上のものを買ってプレゼントするつもりでいます。最初からそのつもりでいますから、普通は特に負担を感じることはないのです。
しかし自分の予想よりはるかに高価なプレゼントを貰ってしまったときはどうでしょうか?
これを貰った瞬間は確かにとてもうれしいのですが、同時に同等の出費が確定してしまいます。
これは後の負担を考えるとちょっと気が引けてしまうのです。
男性は原始時代から徒党を組んで階級社会の中で生活していたため、少しでも自分の地位を上げるために、自分を大きく各上に見せよういう本能があります。これがつまらない見栄を張るという行為に繋がっています。このような理由から当然心理的には相手がくれたものより高額なものをお返ししようと思うようになります。
また、大人になってくると、欲しいものは大抵持っています。プレゼントと言っても特に欲しいものなどありません。気持ちだけもらえれば十分です。しかし同時に大人になってくるとプレゼントするも物、される物もある程度よい物になってきます。いい大人がどこにでもある安物を贈り物として選べば、その人の品格・人格にかかわります。つまり年齢とともに貰うものも贈るものも高額になります。20代後半になると、その差が一段と出てきます。30代はさらに明確になってきます。
まとめてみると、以下のようになります。
年齢とともによいものをプレゼントをしたり、されたりする。
年齢とともに欲しいものはなくなる。
貰った以上のものを返そうとする。
ということは年齢とともに「高価だけど特に欲しくないもの」 を貰ってしまうことが多くなり、これが一番困るのです。
同額程度以上のものを買って返さなければならない、つまりプレゼントを貰った瞬間、ほぼその金額の出費が確定してしまっているのです。
となるとですよ、結局のところ、理論的に考えれば欲しくもない高額なものを買わされたようなもんだという結論になってしまうのです。
「セコイ」と思いますよね?大人の男の余裕とは正反対の心理ですよね。
しかし男は理論的に考えます。大人の男性がみんな余裕があるわけではありません。どのような事が原因でどのような結果が出たのかを考えます。例え多少お金に余裕のある人でも、理論的に矛盾する原因と結果が発生すると納得できないことがあるのです。
もちろん気持ちはうれしいですよ。でもそれがまた面倒なんです。ひどい言い方ですが、もし気持ちを考えなければ押し売りみたいなもんです。ですが、気持ちを大切にするからこそ、無碍に断ることもできません。だからこそ、プレゼントを貰った瞬間、義務が発生してしまうのです。
そして本当はあまり余裕がない男性にはとてもつらくなります。麒麟の田村さんみたいに「自分は貧乏」と平然と言えれば良いのですが、男には変なプライドがあり、「お金がない」などとは言いたくありません。少しでも自分を大きく見せようと、大人の余裕があるようにふるまいます。
これがよく女性に「男はバカ」と言われるところでもあります。そして多少見栄をはってでも同額以上のプレゼントを用意しようとするのです。
それが何度か続くと・・・・・「プレゼントって面倒だな。記念日なんてなくなればいいのに」と思うようになってしまうのです。
もちろん男性全員がでそう思うわけではありません。しかし男同士で話すときもこのようなプライドにかかわることは表面には出して話しませんので思ったより多いのではないかと思います。もし高額なプレゼントを贈る場合は、本当に相手が必要・欲しいと思っているものを本人に確認したほうが確実ですね。
「釣った魚に餌をやらない」
結婚前はいろいろプレゼントしてくれてやさしかった相手が、結婚した途端に何もくれなくなった。
よく聞く話ですよね?ここまでの文章を読めばわかりますが、結婚前は見栄を張っていたのです。無理していたのです。
しかし決して愛情がなくなったわけではないのです。
見栄を張るのは誰に対してでしょうか?例えばあなた自身で考えてみてください。ご近所さん、会社の同僚、友達・・・・相手はいろいろあると思いますが、どれも共通していることが一つあります。
「見栄をはる相手は全て他人」
新密度の差はありますが、見栄を張る相手は全て「他人」です。
そしてあなたも結婚前は「他人」だったのです。ところが結婚したら、あなたは結婚した途端に「身内」になるのです。
他人は自分とは別の人生を持っている人。自分の嫁さんは自分と人生をともにする人
となるのです。つま自分と同化してしまうんですね。そして嫁さんへのプレゼントを買うにしても、
「どうせ同じ財布からお金は出ている」
と考えてしまいます。男性は「自分のお金」と「家のお金」をあまり区別して考えません。
ですから愛情がなくてプレゼントを買わないのではなく、二人の人生の今後を考えると出費をできるだけ抑えたいと考えるのです。
もちろんその男性の性格によって、様々ありますが、「釣った魚に餌をやらない」の理由の多くはこのようなことが原因なんです。決して愛情がないわけではないのです。
とはいっても、やはり男性の性格によっていろいろです。結婚後も忘れずにプレゼントをして、家事も分担し、嫁さんをいたわる男性もいますし、一方では嫁さんを召使いのように使う男性もいます。