買取する側の心理

買取する側の心理
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買取する側の心理


 リサイクルショップの看板や広告で一番よく目にするセリフです。
  「高く買って安く売る」
本当にこんなことしてたら潰れてしまいます。
多分独立起業してはじめた人は最初の意気込みはこんな感じだと思います。
    「どこよりも高く買い取ってどこよりも安くうればたくさんお客さんが来て…」
でも現実はそんなに甘くなく、結局生き残っていく為にどうするか考えるようになります。
そして最終的にはできるだけ安く買ってできるだけ高く売りたいと思うようになるのです。  

■リサイクルショップは買取した物を売って利益が出る
結局のところ、リサイクルショップは買取るばかりではつぶれてしまいます。
買取ったものを売ることができ、その差額があってはじめてやっていけるのです。
ですからリサイクルショップとしては、

売れる商品を買い取りたい、 売れない商品はタダでもいらない

となるのです。
そしてタダでもいらない商品は置き場所にも困るので、「お持ち帰りください」ということになるのですが、
それでもどうしても引き取ってほしいという方がいる場合は、処分費を貰って引き取ることになるのです。

そして次によくあるセリフがコレです。

 「電話一本で出張買取いたします」

これを見た方は、あたかも電話すればすぐに来てくれて何でも買い取ってくれるかのような錯覚をします。
実際に電話してみればわかりますが、まずどんな商品なのか細かく聞かれます。

値段についても「場合によっては処分費が貰うことがあるが良いか?」と確認されることもあります。
そして実際にいつ来るかという話になると、なかなか予定が決まらなかったりします。

このサイトを読んできた方はわかると思いますが、ショップ側が買い取りたいものは売れる商品です。
ですから売れるかどうかわからないものをわざわざ出向いて買わされたのでは商売にならないのです。

リサイクルショップをしている人が実際に仕事をはじめてみて、電話がかかってきたので行ってみたら、
ゴミ同然のものを買取って欲しいと言われることが多いのです。
電話する方は気軽です。
「自分で運んだり、お金かけて捨てるよりは、来てもらってお金にしてもらった方が得」
当然誰でもそう考えます。

その結果、ゴミ同然のもの、本来ならお金をかけて処分するようなものなのに、
気軽に呼び出させて買取をせまられる事が多くなったのです。

そしてどんな企業でも一番コストがかかるもの・・・それは人件費なのです。
つまり気軽に呼び出されても、そこに誰かが行くということは、それだけの人件費がかかります。
その金額はおそらく皆さんが思っているよりはるかにかかるのです。

ですからリサイクルショップ側は、売れるものかどうかわからないものをわざわざ買取に行きたくないのです。
例え査定が10分で済んでも、往復1時間かかればそれだけのコストがかかるのです。

それなら人間が動くより、送料を払ってでも送ってもらった方が安上がりなのです。
その結果としてインターネット上で買取りするリサイクルショップが増えてきました。
距離に関係なく全国から買取れるので、商品には困らないし、コストは安いのです。

そしてせっかく送料を出してまで送って貰ったなら、売れる商品なら確保したいので、それなりの買い取り金額を程度することになるのです。
ですから近所のリサイクルショップよりもネット上のリサイクルショップの方が高く売れる可能性が高いのです。

■専門家が進むリサイクルショップ
最近ではリサイクルショップも増えてきてしまいました。
普通にやっていたのではなかなか商売も難しくなります。

そこである程度専門性を持ってやることになるのです。
専門的な知識があれば、その業界の物の価値を適正に見ることができます。

例えば以前だったら、中古パソコンが至る所で販売されていましたが、
専門店ではなく、総合的なリサイクルショップに行くと、驚くような値段がついていることが多々ありました。
驚くような値段とは・・・・・高い、安い・・・・両方です。 例え全国チェーンでもそれは同様です。

結局物の値段を適正に判断できる人材がいなければ適正な価格では買い取ることが出来ないのです。
相場の2倍くらいの値段で売っている場合もあれば、半値くらいの値段で売っている場合もありました。

当時私は、全国チェーンのリサイクルショップに出向き、相場よりも随分安く売っている商品を買ってきては、自分の店で売ったり、オークションに出品して販売したことが数え切れないほどあります。

そこで最近では専門店化するところが増えてきました。
やはり専門家することで集客力も強くなります。

買う側も「あれならあそこに行けばあるかも・・・」と思ってくれますし、売る側も「この商品はあそこが買ってくれる・・・」と思ってくれます。
そしてそこで働く人が取扱範囲の商品だけ、相場の知識を得れば適性な買取価格、販売価格が設定できるようになるのです。

何でも取り扱っていたらどこまで知識を得てもキリがありません。
そして専門店化した結果、その業界の人やマニアなどが、一般的なリサイクルショップでは入手しにくいものも専門店なら入手しやすいので、そこに集まるようになり、その結果商品の流通も流れやすくなるのです。

こうなるとショップ側は商品確保に必死になります。

新品販売の場合はメーカーやら問屋から仕入れればよいのですが、中古品となれば買い取るしかないのです。
ここに力をいれなければ、それを目当てで購入しに来る客足も遠のいてしまいます。

ですからある程度業績を維持、発展させるには、リサイクルショップは買取こそが命の源になるのです。
このようなショップは他社より多少高く買い取っても、出来るだけ多くの商品を確保しようとします。

ですから、皆さんがリサイクルショップを利用する際には、売る場合にも買う場合にも、特に売る場合こそ、このサイトでご紹介する専門店を利用することをおススメ致します。


 
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